矢岳・竜王山
1132m 霧島山系の西に位置している。メインの山々から少し離れているため静かな山域
竜王山1175mの麓には炭化木の谷がある
駐車場
秋の遠征第1弾
です
宮崎県高原町皇子原にやってきました
案内の通り狭い道路をあがってきました
え〜?誰もいない!!
マイナーですが
見所のたくさんある山ですが
なんで?
すぐ横の登山口から出発です
陽射しは無いですが
秋の涼しさです

矢岳を目指します
湿った林の中を通ります

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分岐1
右が矢岳への崖下降コース
左が高千穂河原・新燃岳方面への登山道です
まずは崖に下ります

少し、ドキドキしながら
進みます
どんなだろう?

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谷下り
崖の下降場所に着きました

あれあれ
そんなに、不安は無いルートです
ロープなどありませんが
必要ないようです
由布岳西峰よりはずっと楽でした

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もちろん崖ですので
注意は必要です
大勢の時はちょっと緊張です
谷底に着きました
水は流れてません
反対側の取り付き
谷を降りる直前に確認すれば
容易に判別できます
ここから高度約350mの山登りです
ジグザグ登りですが
ゆっくり登ればひいこらは出ないかも?
途中でアキノギンリョウソウを見つけました
今から開きそうです
ちょうど山頂までの高度200m
という指標のすぐ横です
結構続く登りに
ひいこらが出始めました

何度もジグザグをあがり
きついと思ったときに
振り返ると
高千穂峰がガスが切れて
顔を見せてくれました
美しいです
ミカエリソウ群落
それと同時に
ミカエリソウの大群落が始まります
最初はポツリポツリと花を見つけ
だんだん増えてきます

最後には
うわ〜
と言う位の、大群落です
残念ながら最盛期は過ぎてしまいました
それでも、十分綺麗なお花畑です

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近くで見ると
殆ど、散ってますが
中には今が旬の
山おばミカエリソウも見られますっっ・・・

山頂
ミカエリソウを追いながら
あがるといつの間にか
矢岳の山頂です


周りが開けた山頂ですが
ガスがかかって
あまり景色はよくありません
高千穂峰が目の前にあるのですが
ガスで見ることは出来ません

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北東方向にかろうじて
これから行く竜王山が見えます
20分ほど休憩して
竜王山を目指します
北側の尾根道にも
ミカエリソウが咲いています

いつの間にか
ミカエリソウも見えなくなり
鞍部へ降りて行きます

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鞍部まで降りてきました
振り返ると
矢岳が離れてきました

分岐2
リンナイ林道コース
合流点です
右から来て左に向います
右が矢岳
左が竜王山
です
時々高千穂峰が見え隠れします

ススキの藪こぎです
道ははっきりしています

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尾根の少し下を通る登山道です
時折日が差して来ます
この時はいい天気になりそうな
雰囲気でした

矢岳から30分で広場に着きます
ここが竜王山山頂です

竜王山山頂
山頂標は少し奥に
小さくありました
この先にも道が続いています

山頂は展望がありませんが
少し下がると
高千穂峰の優雅な姿が見えます

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山頂には国旗がはためいています
今日も林翁は登っている事でしょう
霧が掛かっていましたが
30分ほど待ったら晴れてきました
北東側に左から
中岳、新燃岳、獅子戸岳、韓国岳が望めます
獅子戸岳と韓国岳です
1日中、鹿が啼いていました
炭化木の谷について

炭化木の谷は判りづらく
標識も何もありません
盗掘を防ぐ為だと言われています
私達も教えていただいた方の意思を汲んで
これが最大限の情報提供とさせていただきます

 地図の位置
は炭化木の正確な位置ではありません

30分ほどくつろいで
炭化木の谷に降りてみました

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竜王山新燃岳の間の谷は
深い森になっています
深く切れ込んでますので
迷いやすく危険です

谷に降りて
炭化木の谷に向います

テープ・案内・標識はありません

 

炭化木の谷
炭化木とは200年以上前の
新燃岳の噴火の火砕流によって
生の巨木が一瞬にして木炭化したものです

結構たくさんの炭化木が見られます

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埋まった木が
風雨にさらされ
地表に出てきたものです
結構大きなものも見られました
谷の途中には
新しい命が生まれている
炭化木もあります

この木は炭化木か
腐った切り株かどうか
わかりません
谷の向こうに竜王山が見えます

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最深部は崖で滝になっていました
水は流れていませんでしたが
雨が降ると逃げられません

30分ほど谷を散策して
あがってきました
上がり口は数箇所あります

明確な指標などは皆無です
このコースは全般的に標識が少なく
登山者も少ないので
ルート設定には十分注意が必要です

分岐3
右側の倒木方向からやってきました
左奥が新燃岳

手前が高千穂河原、皇子原方向
の合流点です
手前に向います

枯れ川を渡ります
登山道が寸断されてますが
よく見るとわかります

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ここは意外と有名な危険な竪穴です
昼間、人が落ちる事はありませんが
中は暗くて見えませんでした
ここで熟年夫婦のハイカーに会いました

ハイカー「炭化木はこちらでいいのですか?」
山おじ「テープも少なく標識もありませんよ
地図をお持ちですか?」
ハイカー「いいえ、持ってません」
山おじ「周りの山がわかります?」
ハイカー「いいえ、高千穂峰はわかりました」
そのまま新燃岳方向に行かれましたが
大丈夫かな?

枯れ川を渡るところに
ヤマボウシの実がありました
所々で見つけることが出来ました

分岐4
右が高千穂河原
左が皇子原
の合流点です

今回、私たちは事前にルートGPSに入れて
地図と写真を持ってきています
それでも本当の山と情報の違いには要注意です
山を甘く見ると大変な事になります

ここでお昼にしました
静かな森の中です
皇子原方向からの
数人のハイカーと会いました


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さて帰ります
心地よい森の中を西に向って進みます
GPSはしっかりルートを教えてくれます
分岐5
リンナイ林道コース入口です
左折して谷に降りて行くと
分岐2へ登ります
大きな樅の木杉の木を見ながら
比較的平坦な道を少しずつ
下ります

駐車場に帰ってくると
たくさんの車が止まっていました
私達と同じルートで歩かれたのでしょうね
雨が降り出したので少し心配です

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