高千穂の峰
1574m天孫降臨の神話がある霊峰。頂上に天の逆鉾が突き立てられています。


分かりやすいルートです リンクなしです
いよいよ100迷山です
九州自動車道えびの市あたりで
朝日が上がって来ました
数日前の大寒波の影響で
霧島連峰も雪景色です
山おじの感で鹿児島空港インターで下りて
霧島神宮から上がることにしました
高千穂河原駐車場です
ここの数十メートル前で
チェーンを巻きました
本日数台の車しかいません
見事に山おじの感が当たりました
えびの高原道路
雪のため通行止めでした

冬山登山ですが
原則私達の行く九州の山では
アイゼンは必要ない
考えています
昔のように荒縄を靴にまくか
撤退するかに決めています
ザクッザクッと心地よい足音が響きます

100山目の記念登山です
山がきもいっしょに来てくれました
遊歩道を少しずつ高度を上げてゆきます
あらら
早くも遅れを取った山おばです
いつもはおじさんが付き合ってくれるのですが
今回はばりばりの体育会系野球部の
山がきペースメーカですので
あっと言う間においていかれます
途中、待ってくれて再度
がれきの山を登ります
雪が適度に湿って
意外と滑りません
お鉢まであがりました
山がき遥か彼方で待っています
すまんかった〜

ふと振り返ると
桜島がはっきり見えます
周りの山々もすっきり晴れた
冷たい空気の中きれいに見渡せます

お鉢北回りに進みます
高千穂の峰の頂上はお鉢に上がると
見えてきます
ここからはまだ遠いですが
逆鉾が見えます
登山者は数人です
後ろには
金色に輝く韓国岳新燃岳中岳が見えます
人の気配はありません
お鉢と本峰の鞍部で2人を待つ
山がきです
雰囲気は山岳救助隊です

再び登りが始まります
滑りやすい道で有名な
登山道です
雪があると返って滑りませんが
肩に力が入りっぱなしです
この日は登山者がいないので
落石の心配はありません

結局、また遅れを取ってしまいました
ひいこらがでてますが
大船山ほどではないような
でも遅れてる
いよいよ逆鉾がはっきり見えてきました
今日は国旗が掲げられていません
青空が出てきた分
風が強くなってきました

やったね100迷山達成です
すぐそばに山小屋「霊夢庵」があります
ここの峰守のおじいさんは結構有名人です
頂上のトイレは有料100円です
宿泊も出来るらしいです
300円?
一応、売店もあります
100座のご祝儀だ〜
おみくじと、御札と、
登頂記念盾といっても木を切ったものですが
買っちゃいました
峰守の石橋晴生さんの峰守代理
林じいです
御本名
林 満男さん御歳70歳だそうです
今も20キロの荷物を担いで
登ってくるそうです
また大自然教 教祖 林天龍さんでもあります
最後にわんこもいっしょに記念撮影です
山おじは鹿児島で育ったので
鹿児島弁がわかり普通に話していましたが
私はさっぱりわからず
多々相槌を入れるだけでした
それにしても林翁は良く喋る楽しい人でした

これが天の逆鉾です
この剣のいわれはいろいろあります
奈良時代にはすでにここにあったらしいです
逆鉾というだけあって、
柄の部分が岩に突き立てられており
三叉の鉾先が天に向いています

剣の根元は天狗の様な顔が彫られています
両方の顔は異なっています
天の逆鉾の周りは立ち入り禁止
鎖が張ってあります
坂元竜馬もこの逆鉾を抜いたそうです
右に国旗掲揚のポールがありますが
今日は旗は山小屋の中にありました
濃い青空です
風が異常に強くなってきました
風速15mほどでしょうか
体感温度がずいぶん下がってきました
頂上でお昼の予定を
馬の背の鞍部まで下りてすることにしました
今日のメニューは
鶏肉と豆のトマトスープ
もち2個入りです
ここも風が強く寒いです
1時間ほどしても沸騰しませんでした
ふと見上げた不思議な写真です
旅客機が同じ方向にすぐそばを飛んでいました
右の飛行機が追い抜いて飛び去りました
山おじが、「方向からして中国かな」と言っています

少し体も温まり
下山です
冬の陽射しが澄んだ空気と混ざり合い
本当に気持ちいい山行き
といいたいですが
この後のガレ場で、もたもたするもんだから
山おじ火山噴火してしもた

私だってがんばってるんだ!!
がみがみ言うな!!
林翁の教え
今日だけは怒るな 心配するな
を唱えろバカ!!
今回は怒ってるぞ

最後に古宮址ひもろぎ斎場
山に感謝して
温泉に入り帰りました
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