指山
1449m 久住山系の真ん中にありながらガイドブックに載っていないかわいそうな山です
長者原の駐車場です
指山は三俣山の前にポコッと見える山です
この山だけを詳しくレポートされている方は
少ないようです
事前の情報収集が少なく
とりあえずは時計回り
雨ヶ池方面
登山道へ向かいました
どこかのおじさんが
「久住には行ったことがあるんだけど
ここは初めて来ました
5時間ぐらい歩くコースはどこですか?」

よく聞くと坊がつるへ行きたいみたいです
スガモリ越え経由のルートを教えてあげましたが
引き返す勇気を持ってくださいね
と少し心配しました
ここから
雨ヶ池経由坊がつるコースの始まりです
指山ですので、ノートは書きませんでした
夏の強い日が差し込む
森の中を歩き始めます
久し振りの晴天です
時折、トウネズミモチの花
甘い香りがします
ほどなく、7月の集中豪雨のつめ跡
登山口から泉水山三俣山も傷ついているのが
確認できましたが
実際、現場を見ると本当にむごいです
この後もっとひどい場所に出ます
人の作ったものは
あっさりと壊れてしまいます
丸太組みの階段もバラバラです
ここまでほとんど標識は
坊がつる雨ヶ池長者原
しか書いてありませんでした 数人の登山者とすれ違い
お目当ての指山登山口分岐に着きました
ここから引き返すように
指山を目指します
やぶともとも言いにくい
林道を進んでいくと
あらまあ
土石流跡です
赤テープも無残に押し流されて
登山道も寸断されています
どうも、男池ルート
こんな状態みたいですね
三俣山方向を見上げると
数百メートル上から
崩落が始まっています
大きな石もまだ途中にあり
落石には十分注意しなければなりません
寸断された登山道を何とか見つけ
指山の麓をやや下り加減に進んでいきます
大きな指山の標識があります
ここからが指山の
取り付きです
牧ノ戸峠から沓掛山まで登りの
あの雰囲気の湿った土の坂が続きます
ひいこらまではいきませんが
意外と疲れます
木が低くなってきました
やぶこぎが始まります
風が無いのでとにかく暑いです
山おじスパートをかけました
夏の陽射しが戻ってきました
今日も暑い1日です
雨ヶ池も視界に入ってきました
水は見えませんでした
少し平らになったと思ったら
頂上が見えました

さすが1400m超の山です
麓で買ったビスケットが
パンパンです
私もふくらんでるのかしら?

山頂は後ろに三俣山 前の視界をさえぎるものは
何もありません
後ろの三俣山土石流のつめ跡です
実際見ますと大変ひどいものです
大きな岩が上のほうにも
たくさん露出してますので
ここから三俣山へ向かうルートは
たぶん大変危険な状態かなと思います
頂上はさえぎるものがありませんが
風が吹くとさすがに久住です
心地よい風が吹きます
今日はゆっくりしました
反対側に降りて
スガモリ越えルートに合流する
下山コース
を取りました
崩落指山でも起こっていました
三俣山方向の裏下山路
小さな土石流が起こっていました
赤テープが途中から途切れわかりません
とりあえず砂防ダムが下にありますので
そこまで降りることにしました
このルートは
滑りやすく、地盤が悪いので結構緊張します
団体では落石の危険がありますので
止めた方が良いです

砂防ダム
2つめの左側に
踊り場が見えますそこが
作業道路の終点です
えぐれた所は深さが4〜5mありますので
気をつけましょう

作業道にやっとのことで、出ました
所々落石があります
後ろの壁が、グリーンウォーク8号に紹介された
指山の裏の崖です
紅葉時はきれいでしょうね

砂防ダムからあふれた土石流
道の上まで襲っています
ここから100mほど
岩ごろごろです
自然の力は恐ろしい
この土石流が長者原まで流れ込んでいました
家に帰って
ノリウツギトウネズミモチママコナなど
調べる事が出来ました
スガモり越えへの途中にある
指山自然観察路です
左へ曲がると先ほどの取り付きへ通じます
しかし土石流で
登山道が寸断されて道がありませんでした
あと少しです
まっすーぐ進むと
駐車場です
今日は時間に少し余裕があります
ソフトクリームでも食べに行きましょう
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