天主山
1494mキリシタン城代・結城弥平次が住んだ矢部の愛藤寺からも眺められ、ゼウスの山として崇められた山

駐車場

山都町(旧矢部町)の
鴨猪林道
を走ること20分
天主山・鮎の瀬新道登山口です
今日はあいにくのお天気です
当初は登山口の確認だけのつもりでしたが
ヤマシャクヤク
どうしても逢いたくて
出発です
林道を少し登った所の
崖が登り口です
いきなりの急登です
これが延々と続くことを
今は知りません
ロープを使って
重いお尻を持ち上げてゆきます
滑るのでよけい登りにくいです
雨が落ちてきました
ポンチョを着て
ぼちぼち登ることにします
時々天主山への標識があります
うっすらと踏み後がありますので
迷うことはないでしょう
と言うより
ほとんど真っ直ぐ登るだけです
ギンリョウソウです
所々に見られます
暗い場所にいて、白いですが
立派な植物です

ひいこらが出ずっぱりですう〜
霧の中にヒメシャラの木が
輝いて見えます
深い森になってきました
少し休ませろと山おじに言うと
もう少し登ると
『天主の舞台に着きそうだから
がんばれ』の励まし
なるほど少し平らになってきました

天主の舞台

やった
天主の舞台です
ここが行程の約半分です
景色が良いのでしょうが
今日は霧でなあんにも見えません
もちろん目的があるので
気になりません

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ここから少し下り
尾根をいくつか越えていきながら
全体的に登ってゆきます
ぬかるみに足を取られ
滑ります
ミツバツツジが見えてきました
このあたりはピンクのじゅうたんです
雨が降ってきました
ポンチョを着る間に
山おじはさっさと登ってゆきます

ヤマシャクヤク群生地

おーいいたよ〜
山おじの声が聞こえます
どこどこ?
あら〜そこにいた
『逢いたかったよ〜 』

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頂上直下の西向きの斜面です
このあたりは
8〜9分咲きです
全体としては5分咲き
といったところでしょうか
ミツバツツジヤマシャクヤクです
霧の中にほわほわと花びらが揺れています
この花は
綺麗というよりけなげ
といった言葉が似合いそうです
こんな山の中でひっそり咲く姿は
感動します
大きなサルノコシカケ
ヤマシャクヤクの白い花
さらに登ると
バイケイソウ
の群落に変わります
もう少しで頂上です
雨の中
ようやく頂上到着です
風の音もなく
雨のポツポツと小鳥の声だけの
山頂です
展望はありません
今日は霧でなお、ありません

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こちらが三方山からの縦走路です
この先にもっとすばらしい
お花畑があるのですが
もう少し後ではないでしょうか
今日は時間の都合でここで下山します

帰りに、またゆっくりと
白い花を見つめます
ほわほわと花が揺れています
今日逢えて本当によかったです

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