白鳥山
1639m 九州脊梁の深山。平家伝説が色濃く伝えられている御池は聖地としてあがめれれている。
あまり人に紹介したくないほどすばらしい緑濃い山である
駐車場
熊本県八代市泉村と宮崎県椎葉村を結ぶ峰越林道です
熊本側は道が崩落して車が上がれません
宮崎側から上って来ました
椎葉村から細い林道約1時間かかって上がって来ました
道幅も狭く宮崎側も崩落した所があり普通車ではきびしい上りです
途中に唐谷登山口がありますが崩壊が激しく無残な姿です
ここはそれより少し上の峠の駐車場です
10台くらい止められそうです

簡易トイレがありますがあくまで緊急用みたいです
椎葉村の椎葉ダムの駐車場に立派な水洗トイレがあります
駐車場のすぐ横から登山道が始まります
霧立ち越えの延長のような道です
道路の反対側には烏帽子岳の登山道があります
すぐに、尾根にあがります
この道で唯一と言って良い位の
遠くの景観が望める場所です
向坂山 白岩山 扇山 左手前が石堂屋です
椎葉側に開けています
すぐ下に林道があります
程なく森の中に入ってゆきます
笹竹が茂っているのですが
きれいに刈られて
広くて快適な登山道です
傾斜もそうきつくありません
強い朝日が
夏の1日の始まりを感じさせますが
風が涼しく、暑さはありません
見上げると
圧倒的な森です
陽射しを遮ってくれますので
本当に気持ちのよい山行きです
雷で倒れてしまった巨木です
その周りにびっしりと苔が付き
新しい命へ変わっていく
自然の運命がそこにあります

ため息が出るほどの
森の息吹です
森林浴とはこの事を言うんだなと
思いました

迷いやすい1
最初のピークを感じた場所です
平坦になり踏み跡がはっきりしないので
迷いやすい場所です
立て札など案内板もなく
赤テープもほとんどありませんので
今後、すこしマークをしたほうが良いかも知れません

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再び、ピークを下ると
また、森のお出迎えです
足元に石灰岩が増えてきました
御池といわれる場所が
近くなってきました

迷いやすい2
ここは御池の上の方です方向で言うと
東側の尾根に近い方になります
2人でうわ〜
と言ったまま
しばらく写真を撮りました
山おじが突然
「お〜、マムシがおった、いやこれはヤマカカシだ
60cm位あるね

写真を撮ろうとしたら岩の中に隠れたらしい
私は見ていない

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しばし、休憩の後の
ややビクビクのツーショットです
ここから御池の方向は
向かって右下(南西方向)です
ここも案内板やテープがありません小さなピークですので
迷いやすいです

特に帰りは
先ほどの小さなピークとここは
注意した方がいいです
今回は晴天でしたのでわかりますが
霧が出たら危ないと思います

御池
御池の石灰岩群(ピナクル)です
1時間ほどお弁当を食べて
写真を撮りました
ここでも山おじが
「おっと〜、またヤマカカシがおった
この岩はたぶんヘビの巣になっとるよ」

と言う事で
間単に岩に登らないほうが懸命です

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静かです
鳥の鳴き声と風の音しかありません
平家の聖地、森の精が宿る場所です
日差しが強く差し込む所と陰の部分のコントラストがきつく
写真ではうまく表現できませんが
実際見ると言葉にならないほどの存在感です
コツコツとキツツキの木をたたく音
風のざわめき
パキ、パキと鹿の枯れ木を踏む音が聞こえます
まさしく、山奥、森の奥です

初めてまっとうな看板を見つけて
ほっとします
ここからは踏み後もしっかりして
一直線の上りです

途中に、このような巨木が
立ちはだかります
木の力をもらう事にします

平清徑住居跡
平清徑住居跡です
平清盛のお孫さんらしいです
こんな山の中 平家の残党と共に約72年間居住したそうです
さぞかし、つらかったでしょう
現代人には想像もつきません

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ここでやっと案内板がありました
左が唐谷、上の内谷方向です、右がウケドノ谷
です
このイチイの木
グリーンウォークNo11号に載っていた木です
こんな巨木がたくさん見られます

白鳥山山頂
頂上です
情報通り、展望はありません
そんな事どうでもいい事
周りを見渡すとたくさんの木々が癒してくれます
南に5〜6分ほどの場所が展望が開けているらしいです

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頂上は4本の登山道がありました
それぞれ、踏み後もしっかりしていますが
事前にしっかりルート確認をしたほうが良いです
本当にここは山奥です
帰りに再び通る
御池付近の石灰岩群(ピナクル)
と森の絶妙のバランス
いつまで見ても飽きない景色です
山シャクヤク・紅葉の時期がとても楽しみです
帰り道にふと見上げると
大きく真っ白な入道雲が
風の涼しさと、木々の緑に隠れて
真夏である事を忘れそうです


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