中山仙境・高城
317m 旧香々地町の夷耶馬の中心をなす山塊、切り立った奇岩怪岩が林立する スリル満点の山です
今回の登山はこの橋の写真から始まりました
岩山の上にポツンとあるアーチ橋に驚きました
これが国東半島天念寺裏の無明橋と知り
渡ってみたくなりました
天念寺の横の「鬼会の里 歴史資料館」
快く止めさせていただきました

後ろの山のてっぺんに
場違いに橋が架かっています
資料館のおばちゃんに登山口を尋ねたら
「すぐ横からあがれますよ
気をつけて行って下さい」

という事で出発です
天念寺の前の川に川中不動があります

教えてもらった登山口を登る事20分
藪ですっかり道がなくなっていました
たくさんのクモがびっしり巣を張り
やぶ蚊の多いこと
しばし考え
あっさり撤退です
後で歴史資料館の方に再度確認すると
「夏場はほったらかしてとても登れません
冬にまた来てください」
という事でした
ミスコースではありませんでした

\
と言う事でもう一つの無明橋がある
中山仙境に行く事にしました
天念寺から車で15分です(カーナビは海まで連れて行ってしまった)
通称 河川プール登山口です
トイレもあります
9月とはいえ今日も暑くなりそうです
男の子が一人で
川遊びをしてました
そこを横切って出発です
「こんにちは行ってきま〜す」
先ほどの、天念寺とは違って
しっかりと整備された登山道です
それほど高い山ではありませんので
ゆっくりゆっくり登ってゆきます
数十分で尾根に出ました
右側から前田登山口の道と
合流します
ここらから、奇岩登りが始まります
ストックをたたみ、私のカメラはリュックに入れて
しっかりと取り付けられたクサリを握って登ります
登り始めて少しで
展望が開けました
道路を隔てて向いの山が見えてきました
結構な高度です
さらに、クサリを伝って登ります
周りに木々があるので
まったく恐怖心はないですが
ずいぶん上がって来てることが
木々の間の景色でわかります
岩のくぼみや祠に
石仏の祭られている場所が
沢山あります
クサリを伝ってまあるい岩を登ると
そこには・・・・
これが有名な
中山仙境の無明橋です
向って左が50mくらいでしょうか
谷底になっています
写真を撮ろうということで
とりあえず、山おばは迂回路を使って
向こうに荷物を置きます
石橋に立つ山おじです

最初ははって渡ってみました
んっ・・?
結構いけるみたい

と言う事で
2回目は走ってわたる事
山おじが
「やんや、やんやの拍手喝さい」
「ありがたーす」
ひとしきり橋で遊んで
先を目指します
橋から先も上りが続き
クサリもあります
左右が切り立った崖ですので
あまり浮かれていると
危ない場所です
先に、頂上が見えてきました
違う尾根に変わりますので
いったん下がって
谷を渡りまた上りです
たくさんのクサリを使って
頂上到着です
夷耶馬山頂、地元では高城と呼ばれています
遠く豊後水道香々地の町が見えます
登ってきたルートを追い
無明橋を確認
横にはハジカミ山がドーンと見えます
さて下山です
下山ルートはまずは祠の後を下ります
鞍部に出ると再び登りです
ずっと高い所にいますので
どこで下りるのか少し不安になります
このあたりで水がなくなってきました
どちらか早い方を考え
先に進む事にしました。正解でした
馬の背ナイフリッジなどと呼ばれる
やせ尾根道
あまりよそ見せずに進んでゆきます
道は1本ですので
迷う事はありませんが
引き返す勇気もありません
尾根を最後まで行き着くと
急激な下りが待っています
時々クサリが張ってあるのですが
上も下も断崖です
木があることでずいぶんと気がまぎれ
恐怖心はないですが
相当高い所を歩いています
隠れ洞(かくれうと)です
皆さん書いているように
ここまで下りるともう安全です
ただ、これから先は
石ころごろごろいっぱい
滑りやすいです

途中、左に曲がる赤テープがあります
そこだけ注意です
真っ直ぐ行くと少し遠くなります
ようやく下山口に下りてきました
舗装道路をお寺さんを見ながら
元の駐車場まで帰ります
お寺さんの横の杉林の所から
無明橋が見えます
よくあんな所に橋をかけたもんだ
「今度はふもとから写真とって」
と頼んだら
「望遠で撮らなきゃ誰かわからんぞ」
と、言われた
確かに(真ん中の線が橋です)

帰りには夷谷温泉に入って帰りました

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