求菩提山
782m英彦山とともに鎮西修験道の中核だった山です。低山ではありますが、峻険で荒々しく修験の修業の場が数多く残っています

福岡県豊前市から山の方向へ向かって走ると
鳥井畑集落付近から山容が見えてきます
地図にある最初の山道には
求菩提山登山口案内の看板があり、この道は
座主坊駐車場への近道です
この道は車1台の狭い舗装道路で水場に出ます
まっすぐ行くと麓の大きな駐車場です

駐車場
修行を目的の人はここから登ります
決して高い山ではありませんが
修行の山です
心して登る事にしましょう
麓の資料館そばに
大きな駐車場があります

私は軟弱登山者ですので
駐車場から中腹の座主坊駐車場まで
車で行く事にしました
途中、いろんな石像が並んでいたり
があったり
鬼石坊とか首なし地蔵とか
薄暗い中、雰囲気があります
MAP

駐車場
座主坊駐車場
です
水洗トイレ完備の立派な駐車場ですが
ここまでの道はかなり狭く
最後の登りは車1台しか通れません
離合が超困難です
会わないように祈るだけです

写真では明るいですが
朝早く鳥の鳴き声だけの
薄暗い、苔むした石段です
あと数十年後には世界遺産の
熊野道のような苔の階段となるでしょう

お気づきの方もいらっしゃるでしょうが
今回は山おばはお休みです
山おじ一人での登山です

岩屋坊跡
途中、このような坊跡もあります
山中に2軒だけ残っているそうです
岩屋さんちだそうです
昭和40年代まで実際に
岩屋さんが住んでおられたそうです
根性あります
ここからビデオ屋さんに
行こうとは思いませんね

 

最近、登山口巡りばかりしてましたので
久し振りの山行きで、うれしくて
朝の4時に家を出ました
祖母や大崩などの難しい山も考えましたが
単独登山ですので、黒髪山求菩提山を考えました
途中、高速で佐賀あたりで
雨が強くなりましたので
ダメな時に温泉が多い求菩提山に決めました
このときもポツリポツリと雨が落ちています

獅子の口と呼ばれる
水場です
昔はここから法界に入ると言われ
清めの水場だそうです
この日は水がありませんでした
よく見ると上にホースが!!

中宮鳥居
中宮の鳥居が見えてきました
思わず、一礼です
雨がシトシトで滑りやすいですが
傾斜はなく、気持ちのいい空気を吸いながら
スズメバチマムシに注意しながら
登ってきました
ヘビはいませんでしたが
偵察蜂が2匹いました
MAP

中宮
護国寺
は720年に
行善和尚により開かれたが
明治元年寺が廃され
神道国玉神社として
改宗されたそうです
その国玉神社の中宮です
帰りに、登山客かと思いきや
行者さんに会いました
おもむろにほら貝を出し
プフォ〜〜と鳴らし
読経が始まりました
杉林の中プフォ〜〜はなんだか神聖な気持ちになり
思わず空に向かって手を広げてみました
中宮の横から始まる850段ほどの
最大の難関、鬼のアブミです
一直線の自然石の階段です
一人で、踏みしめながら
ゆっくり、ゆっくり登り始めます
階段横の講釈です

写真の通り
急登ですおまけに
誰もいません
も降っています
寂しいです
ひいこらが出てきます
「寝不足で心臓止まったら困るな」
なんて思いながら
ゆっくりあがっていきます

上宮
ようやく181mの急登を登りきると
上宮、求菩提山頂上です
雨はあがりそうですが
まだ雨で屋根が光っています
MAP
一人寂しい頂上スナップです
まあ、午前8時前頂上です誰もいなくて
当たり前ですかね
帰りに犬が岳の駐車場を覗くと
ヘルメット姿のおじさんおばさん
たくさんいましたので
しばらく待つと
たくさん上がって来るのではないでしょうか
御本地は11面観音と薬師如来らしい
御神体である巨石群
です
石に名前を削っている不届き者がいましたが
このバチ当たりめがと
時代劇のようなセリフを言ってました
頂上は展望もなく
巨石群から千日行回峯道へと回る
ルートを考えていましたが
雨がふって山おばもいないので
テンション下がっています
そそくさと下山しました
この鳥居から山頂まで
きわめて恐ろしい神域らしい
いずれまたゆっくり回りたい
素晴らしい山です

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