向坂山・白岩山
霧立越は、九州脊梁山地の向坂山(1684m)から扇山(1661m)にかけて霧立山地の尾根伝いを辿る峠道で 、昔は熊本と宮崎を行き来する
交通の要所でした 白岩山1620mは 向坂山の次の尾根です
五ヶ瀬ハイランドスキー場へ向かう
林道をあがって良くと
リフト乗り場のあるパーキングセンターに着きます
ここから未舗装の道をさらに上がり
ゴボウ畠と呼ばれる登山口に着きます
通常はここから上り始めます
さらにあがると鎖のあるゲートを過ぎて
頂上のスキーセンターまで何とか車で
あがる事ができます
前もってスキー場に連絡して
ここまで車であがって良いか
お尋ねしたところ
工事の邪魔にならなければ
ゲートが開いています
ので
どうぞとの事でしたが
必ず、事前確認が必要だと思います
何よりゴボウ畠登山口からでも
それほど苦にはなりません
雪の無いスキー場は住宅造成地のようで
味気なく、人工的なむなしさがあります
以前は夏もサマースキーとして
営業してました
いまは、夏はゴーストタウンです
キャンプ場にしても面白いかなと思いますが
数年来の災害を考えるととても怖くて
そんな計画は立たないでしょうね

ゲレンデを登り
リフト降り口から登山道が続いています
それでは出発です

ブナの林の中、比較的、平坦な道を
ゆっくり、のんびり歩きます
今回は距離も短く、時間もありますので
足腰の調整と言った感じです
バイケイソウの大群落です
鮮やかな緑色で白い花を咲かせるそうですが
死に至る危険性もある恐ろしい毒草です
トンギリ山で見つけたハシリドコロ同様
要注意です
林の間から時々
さっき登ったリフト
麓のパーキングハウスが見えます
程なく向坂山到着です
いわゆる霧立越の途中ですので
はっきりとした山頂ではなく
一息つく場所のようです
標識のように
九州山地、肥後の山々へ向かう
縦走路です
ひいこらも出ず
数分の休みの後に
すぐ出発です
ブナの木が
俺たちの山だぞ〜
言っているように
堂々としたたたずまいです
日肥峠です
が今来た向坂山からのルート
ごぼう畠登山口からのルートです
ここには、記帳ボックスがあります
すぐそこなので書く必要もありませんが
一応、書いておきました
帰りもちゃんと記入しました
中には、3泊4日20kgの食料を持って
五木まで行っているパーティがいました
がんばってくださいね
向坂山から日肥峠までは
下ってきましたので
帰りは登りと言う事になり憂鬱ですが
このあたりは緩やかな上り下りの
快適な散策路です
あいにく花はほとんど見当たりません
ミツバつつじが咲いていると良かったのですが
尾根筋ははまだ少し早いようです

鳥の鳴き声が心地良いです
ウグイスとカッコーはわかります
何種類かいるようです
今度勉強します


植生保護地の鹿防護用の網を開けて閉めて
進むとすぐに
林の間から岩が見えてきました

白岩山の取り付きです
このあたりに山シャクヤク
群生がありますが
ここもまだつぼみは固いです
白岩山の頂上です
石灰岩の山です
この日は数人の登山者が
訪れていました
皆さん先を急いでいました
私たちはここでお昼ご飯です
といってもまだ午前中です
ゆっくりお日様を浴びて
のんびりしました
花のある人気の山は
大変ごった返しているようですので
人の少ない山をあえて選びました
ミツバツツジ
スキー場の麓のリフト乗降口あたりが
たくさん咲いていました
帰りに翁草を見つけました
花はもう終わってますが
この感じがおじいさんにたとえられる
面白い花ですね
絶滅危惧植物U類と言う
大切に見守らなければならない花です
数株しか見当たりませんでした

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