御化粧山・鹿納山
1450m御化粧山は大吹鉱山を目指した女性たちが、この峠で化粧を直して鉱山町へ下っていったと言うことは
大崩・鹿川あたりから向かったということでしょうか
鹿納山は1567m宮崎県北部にある大崩山系の山 、九州の山奥と言った風合いで誰でも登れる山ではない

悪路で名高い、日隠林道をガタゴト大揺れで
あがってきました
この日は五葉岳の山開き
中村橋で神主さんを見ました
途中2台ほど山おじが抜き去り
日隠山登山口で
マイクロバス3台が立ち往生です
駐車地点
日隠林道No15
御化粧山・鹿納山登山口です
林道入り口の中村橋
御化粧山コースは崩壊があり危険との
張り紙がありましたが
地元の人の話では
大丈夫らしいですので
ここから登り始めました
林道から始まる
右の林道を歩き始めます
すぐに道は右折していきますが
御化粧山の取り付きは直進です
小さな看板があります
最初は杉の植林地帯を
少しずつ高度を稼ぎます
前に数名のパーティが登っています
少しゆっくりでパスして先を急ぎます
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ここが先の台風で崩壊した場所です
なるほど、しっかりと道もできて
まだ、気力体力充実してますので
危険は無いです

山シャクヤクの谷
谷を右に見て上り詰めた場所から
谷がぐんとせり上がります
ここが山シャクヤクの群生地です
残念ながらまだ蕾は固いです


ひいこらが出る
垂直に近い谷をロープなどを使いながら
上り詰めると
尾根に出ます
遠くに日隠山の端正な山容が見えてきました
だいぶあがりました
御化粧山
1時間ほどで御化粧山に到着です
ガイドブックにあるように
尾根のピークといった感じで
山頂の雰囲気は無く
かわいそうな山です
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御化粧山からさらに高度を稼いでゆきます

ひいこらです
山おじが先に追い越して登って行きよった
ブナの三叉路
ブナの三叉路と呼ばれる
休憩地点です
五葉岳方向からの尾根道
少し下に大吹谷登山口からの合流地点
そして鹿納山、大崩山への縦走路のポイントです
多くの人がブナの大木に敬意を表していました
ブナの三叉路を超えると
むこうに、 鹿納坊主が見えてきました
あれか〜
思ったより先細りです
あそこをほんとに登るのか?
と皆さんと同じ疑問がわいてきます
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まずは2つのピークを超えなければなりません
いったん下ります
損した感じですが
まっすぐ行くととんでもない断崖を
越えなければなりません

鹿納の野
再び登って鹿納の野と呼ばれる
小さなピークにつきました
このあたりは大崩縦走の野営地として
利用されているようです
私は無理です
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この山を選んだのは
山シャクヤク
ミツバつつじ、あけぼのつつじ
を見たくて選んだのですが
まだ十分には咲いていません
満開ですとさぞかし
すばらしい事と思います
手前のピークも厳しいです
実は右側をトラバースします
それでも難路です
若いお嬢さんが登るのを
あきらめて引返してきました
このような情報が
山おばはたいそう気になります

急登のピーク
うわー
何じゃこの壁は
実はここから緊張するルートが
山頂まで続きます
度胸も据わり行くしかない
でも怖かとよ
ウェー
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手前のピークを右に巻いていくと
本峰が見えてきました
お父さんみんな登りよるよ
どうしょうか?

下まで行ってみよう
最後の登り
鹿納坊主の取り付きです
先客はリュックを置いて登っているようです
由布岳西峰のようだ
実はこの日は強風が吹いており
厳しいときはやめようと
話してましたが
風裏に入ったらしく
あまり風を感じません
緊張はしますが
絶対無理と言うことはありません
しかしながら離合は難しいので
お互い気を使って上り下りしたいです
10名近いパーティが降りてくるのを待って
登りました
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つきました
風が強く
吹き飛ばされそうです
山おじが立てといってますが
数秒がやっとです
山頂は7〜8名がやっとの狭い場所です
私たちは4人しかいませんでした
後続があがって来る30分近く
お弁当を食べたり
一緒のいた御夫婦の話を
楽しく聞いたりして
くつろげました
なんとまあ
山おじは500mのでっかいレンズを
持ってきてます
大崩山のわく塚です

上、中和久塚、七日廻り岩
こちらは絶壁ではないのですね
この方向からの眺めもすばらしいです
眼下には
九州本土でもっとも深い森と言われる
金山谷の原生林
祝子川に沿った谷を
目で追うと右に大崩山のわく塚
左に木山内岳のスラブが見えます
春霞ではっきりしませんが
秋口などは景色も際立つでしょうね
大変疲れた山行きでした
鹿納の野で振り向くと
鹿納坊主でーんと存在感を示しています
あそこを登ったんだ
余韻に浸りながら
痛む足を引きずり下山しました
山おじはいやなことがあって
機嫌が悪かった
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