冠ヶ岳
1154m 南阿蘇外輪山の一角の山、山頂は外輪山から少し外れています 。今まで簡単に記録したり書かなかったりですので 今回は詳しく書いてみました
天気予報は曇りです 午後から回復するらしいので
楽な山登り、花を見に冠ヶ岳あたりを散策
グリーンロードを登り地蔵峠にやってきました
冠ヶ岳いくつかルートがありますが
峠からのルートが一番近いです
毎回ここからです
3.8kmあるんですね
ここから階段を登ります
簡易トイレがありますが、できれば麓で準備したいものです
バイク進入禁止の杭を超えました
快適な縦走路です
開聞岳も駐車場から3.8kmでしたが
上に歩くのと横に歩くのは雲泥の差です
前回はにぎやかな登山道でしたが
今日は静かです
時折、グリーンロードからバイクの音が聞こえます
このあたりにも小さな花を見つけながら歩きました
笹薮が現れました
おおっつ
ツルニンジンじゃないですか!!
それも鈴なりです
後ろから追いついたパーティのおじさん
『これ何だっけ?』
山おじ
『ツルニンジン、バアソブです

家で調べたら 山おじの勘違いでした
ごめんなさい間違えました
ジイソブでした 
少し進みます
ジャックと豆の木ではありませんが
上のほうまで伸びています
こんな立派な姿が登山道沿いで見られてラッキーです
この道沿いには多くのツルニンジンが見られます
ブーン、ブーンとキイロスズメバチがうるさいです
刺激しないように記念写真です

家に帰って調べました

ジイソブはスズメバチが花粉の媒介を担っているらしく
花に接近するときは注意が必要ということです
捕食中はよほど刺激しない限り大丈夫だと思いますが
できるだけ遭遇は避けたいものですね
山おじが 近づけるギリギリです
今回は無謀にもフラッシュをたいていた
それでもピントあわせが難しいみたいです
よく撮れました
ジイソブバアソブの区別が山おじも 私もよくわかりません
バアソブは少し小さく花の外の色も濃く花びらが短く反っています
バアソブは見たことがありません

漢方薬の原料らしいので盗掘の心配があり
こんなところで紹介するのもどうかなと思いましたが
登山道に堂々と咲いてますので
誰でもすぐに見つけられます
引っ張ってちぎらないように
心無い登山者が出ない事だけ祈ります
ひと時、ジイソブを観察して
先を急ぎます
登山道からは南郷谷はほとんど見えません
数箇所だけビューポイントがあります
親切な根子岳眺望の案内板です
少し外輪山から離れて西側方向に進みます
杉の植林帯を登ります
結構、土が流れています
急登がないので、水分補給も少なく
花を探しながらグダグダと
いつもの倍くらいの時間をかけて歩いています
登山道はアセビの林や笹藪を抜けて行きます
雨も降らずお天気は持ちそうです
ようやく、 前が明るくなってきました
俵山への縦走路冠ヶ岳への分岐です
ここから15分と書いてありますが
いつも15分では着きません
だいたい30分位かかります
広場に出ました
このあたりはカサカサでここ数日
雨は降っていないようです
西側が見晴らせます
前に俵山一の峰二の峰が見えます
そこから登ってくるルートもあります
マツムシソウがたくさん咲いていました
マツムシソウがまだ咲いています
花期が長いんですね
さすがにつぼみはありませんが
いまだに綺麗な姿で楽しめます
ここまで案内板はありませんはっきりとした登山道が続いています
いったん登って引き返す感じで横の尾根に進みます
冠ヶ岳はこのピークの向こうです
ススキが伸びて藪漕ぎ状態です
道ははっきりしています
最後にゆっくりの登りを進むと山頂です

久しぶりの、冠ヶ岳山頂です
ツルニンジンのところで逢った
パーティの皆さんが休んでいました

おば様達が結構ハイになっていて
大きな声で
あれが由布岳よ〜とおっしゃっています

見えないと思うのですが?・・・・・

阿蘇五岳が涅槃像に見えない状態で並んでいます
東に祖母山もみえます
ちなみに熊本市の金峰山から祖母山は見えます

パーティのおじ様が『私は雲仙岳から屋久島を見た』と話しかけてくれました
山おじも私も絶対無理だと思うのですが
見た方いらっしゃいますか?


山頂先に、グリーンロードの鉄塔からのルート分岐があります
まっすぐ進むと展望岩です

岩に登ると 西側が見渡せます
甲佐岳のあたりが雨で曇っています
こちらに来ないことを祈ります
岩のすぐ前にヤマボウシの実がたくさんついていました
今回のルートで見つけた花々です 名前が違っていたら教えてください
ツルニンジン(ジイソブ)
ノコンギク 
シコクママコナ

アキノキリンソウ
ヤクシソウ
シモツケソウ
ミズヒキ
イヌタデ
ホソバシュロソウ
サイヨウシャジン
ヤマラッキョウ
ツクシゼリ
ガンクビソウ
ゲンノショウコ
俵山の麓 萌の里のコスモスも満開です
紅白のヒガンバナも満開でした
『おや、もう秋なんですね〜』
ひまわりヒガンバナを見つめて
季節を感じているようです
   
   
   
   
   
   
   
   
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