鏡山
645m 延岡市郊外の山、ハングライダーの発進基地としても有名 麓にヤッコソウの自生地、熊野江神社がある
延岡市までやってきました
熊野江町の熊野江神社です
山好きの方はよくご存知の
ヤッコソウの自生地です
地元のおじさんが草刈をしています
「こんにちは」
「今日は何?かいな」
「ヤッコソウを見に来ました」
「う〜ん ある やろかね? もう枯れちょるかも」
「え〜」
少し不安!!

ヤッコソウについての説明書きです
主として熱帯地方に自生する寄生植物です
スタジイの木のみに寄生し
その姿がヤッコさんに似ているので
この名前がつきました

真っ直ぐ参道を進み
階段を登ります
自生地は本堂の裏の森です
週末お祭りがあるそうで
それの準備でおじさんたちが
草刈をされていました

帰りに見つけたのですが
実は階段の右にも見る事が出来ます
土の中に4〜5株
埋まっていました
まだ熟していないこれからの株です
本堂にお参りして
いよいよご対面です
あるといいのですが ・・・・
わーあるある
と喜んでいると
山おじが
「困ったな〜」
と言っている

そうです
スズメバチです
それも、半端な数ではありません
ちょっと見ただけでも10匹以上はいます
しかも胴が小指くらいオオスズメバチ
少しスマートキイロスズメバチの2種類います
仲良く喧嘩せず 一生懸命、蜜を吸っています
山の上の方に巣がありそうです

スタジイの木の根元に
びっしりと、出ている
ヤッコソウです
おじさんの言うとおり
少し、時期が過ぎたものも見られますが
今が盛りのものもあります
ちょうどいいタイミングだと思います

一生懸命、蜜を吸っている
オオスズメバチです
頭から背中の周りで
ブ〜ンブ〜ンと飛びまわります
スズメバチってあの大きさなのに
何か気に入らないと人間を睨むんですね
ウェ〜!! 怖かとよ〜
そんなに怒らんでもいいやん!!


山おじが
三脚を持ってきたのですが
出す余裕がないようです

ギンリョウソウを見たときも驚きましたが
ヤッコソウも面白いですね
本当に、不思議な植物です
先が黒くなったものは
明治のお菓子の
たけのこの里に似てますね
においはしません
キイロやクロがたくさんいます
香りをかぐために顔を近づける
勇気はありませんでした
おじさん
「まだ撮っちょんかい」
山おじ
「4時間かけて来ましたから
思う存分撮らせてください」
おじさん

「孤独のハチは刺さんから大丈夫だで」
わかってますが、耳元でヴ〜ン
気持ちの良いものではないです

約1時間写真を撮り
おじさんと楽しい話をして

鏡山
に向いました

神社横から行けたのですが
来る途中に標識があったので延岡方向に引き返し
須美江町からの道を進むと
山頂近くになって車道がぼこぼこになってしまいました
調べると、地図にない道路でした 車では厳しいようです
乗用車では通れそうもなく一旦、10号線に出ました
結局、北川町市棚まで回って登山道を登る事にしました
ここから約8km約20分で頂上です
1.5車線の舗装道路です
離合に注意して登ってゆきます
頂上下の鏡山牧場です
黒牛がたくさん放牧されていました
駐車場です
今日も誰もいません
2人だけのハイキングです
パラグライダーの発進基地らしく
草原です
頂上です
海は日向灘、太平洋です
お天気が良いと、海も青く
四国までも見えると思います
逆光ですが南に延岡市街可愛岳が見えます
北の山はあまりわかりません

西に大崩山ダキ群
小さく見慣れた鹿納坊主
霞んでいます
拡大してわかりました

風車があります
回ってません
三角点は風車小屋の先にある
展望所のそばですが
ススキが多くて展望がよくないです
風車小屋に近づくと
荒れています
壁もはがれ、風車も錆びています
中に入って見ました
展望台になっています
壁が崩れ
オバケが出そうです
海側のベンチで
遅いお昼です
今日はモツ煮込みどんぶりです

ファミリーハイク
ピクニック
とってもいい山だと思います
お天気が良いとよかったのですが
麓にさっき行った
熊野江神社が見えます
あそこから歩くと
結構、歩き応えありそうです
私たちは家訓通り
何の迷いもなく車で登ります
今日は遠くまで来ました
ヤッコソウ
にも会えました
さあ帰りましょう
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